mercredi 7 août 2019

「パスツールからのメッセージ」 から 「熱狂の日」 音楽祭へ

4 octobre 2009



このところほとんど触っていなかった別ブログ 「パスツールからのメッセージ」 を何気なく覗く。こちらに来る1年ほど前の2006年5月から始めている。日本パスツール協会から依頼され、パスツール研究所のプレス・リリースを訳すというお手伝いをしていたが、その内容を紹介するブログになる。内容が専門的になるので、これまでも読み返すことはなく、資料置場のようになっていた。

今回、僅かながらの懐かしさも手伝い、時を遡ってみた。もちろん内容を読むところまではいかなかったが、3年ほど前からの記事にある写真を眺めていると、その時以来見ていないのでどれも非常に新鮮に感じられた。しかも、その何気ない写真が当時の心象風景をはっきりと思い出させてくれる。

今日の写真は、その最初の記事にあったものになる。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭でのショット。この音楽祭では毎年ある作曲家を取り上げて集中的に演奏会をやるが、この年はモーツアルトであった。前ブログにも関連記事がいくつか見つかった。今回も心に軽い風が吹き抜けるという経験をした。

昨日の夕方、まだ明るいうちからバルコンに出る。仕入れたばかりのシガーを燻らしながら空を眺める。20羽くらい群れをなして小鳥が飛んでくる。丁度上に来た時、羽音が耳に入る。遠くには夕陽に光る飛行機が1機、2機、3機と尾を引きながら飛んでいる。すべてが視界から消えると、また1機現れた。この動きを見るのが楽しみの一つになっている。目を右手のビルに移すと、限りなく満ちてきた若い大きな月が顔を出している。次第にビルとの隙間が広くなり上に昇って行く。左に目をやると薄い灰色の雲がゆっくりと空を覆ってゆく。今まで見えていた月が掻き消されてしまった。

音楽を聴いているような時の流れであった。





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