vendredi 4 janvier 2008
ちょっとした不思議
今日は気温が5℃を超えて、少し気分が緩んでいた。ゆっくり構えることができるということだろう。日本から送られてくるべきものがまだ届いていない。こちらに来てから宅急便がなぜか届かなくなっている。以前にも触れたように思うが、本人がいないと持ち帰って局留めになってしまうのである。しかも毎回その局が違っていて頭痛の種になっている。今回もおそらくそうではないかと疑っているので、トラッキングナンバーを送ってもらい、来週にでも再度調べ直すことになるだろう。
年末から気付いていたが、研究所の前の通りにいつも男が寝ている。お昼はどこか暖かいところに行っているのか見かけないのだが、夜になるとそこに現れ、下から暖かい空気が来るところに陣取って寝ている。なぜ夜だけ外で寝るのか、私にとっては未だに謎である。ところで、今までは道やメトロで横になっている人を見ても何も感じなかったが、仕事をしていない身としてはどこかで将来の自分と重ね、他人とは思えなくなっているところもある。同朋意識とまでは行かないが、、。
これも年末、しかも彼が寝ているすぐ近くで東洋系の年配の男性が、ほぼ毎日寒風吹きすさぶの中画架を立て、周辺の景色をクレヨンで丁寧に描いていた。こんな寒い時に限って外で描かなくてもよいだろうに、いやここで描くことが彼にとっては生きる証になっているのではないだろうか、などと勝手な想像をしながら横を通り過ぎていた。年が明けてからは見かけない。
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