jeudi 31 janvier 2008
パリの女子高生と
今朝、外に出ると小雨が降っていた。いつもであれば傘を取りに戻るところだが、そのまま出かけた。最近、仏版ブログにパリの人はどうして雨なのに傘をささない人が多いのだろうか、と書いたばかりだったので、パリジャンを気取ってみようということだったのかもしれない。あるいは、あと1日でひとまずメモワールから解放されるためか、どうなるのか未だわからないのに、なぜか心が浮き立っていたためかもしれない。
ところで、その仏版ブログの記事にパリの高校に通うという女子高生からコメントが残されていたことから5-6回のやり取りがあった。
Il pleut maintenant mais ....
人生にこれから飛び立とうとしている期待と不安を感じながら自らの進路に悩んでいる時に、とんでもない決断をしてパリにいる大人がいるということを見つけて、話をしたくなったようである。その中で今読んでいるバルザックの小説のことを書いていたり、この地球がこれからどうなるのか、大人にはこの現実がどう見えているのか、などと高校生ならではの感受性が感じられ、気持ちのよい交換となった。最後には、別の記事のフランス語の誤りを気を使いながら丁寧に訂正までしてくれた。
"La visite de la fanfare" C'était un petit cadeau.
本当に誰が読んでいるのか想像もつかないのがこの世界。そして予想もしないようなことが待っているのもこの世界である。今回のやりとりはひょっこりと飛び出してきた、かわいらしい贈り物というところだろうか。苦しみの中、清々しい余韻を残して風が吹き抜けていった。
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