mardi 22 janvier 2008
ある発見、そしていやはや
この週末、仏版のブログに記事を書いている時、その枠外にあった 「ABC」 の文字が目に入る。今までもあることには気付いていたと思うのだが、それが何かを確かめるということはしなかった。私の場合、必要なものにしか目が行かないようで、これまではリンク、写真、フォントしか使っておらず、見えているはずだが意識には上っていなかった。しかしなぜこのボタンを確かめなかったのだろうか。そこにカーソルを合わせるだけでよいのに。日本版にはないので、それはないものと決め付けていたのかもしれない。私の中にはこういう盲点が至る所にあるように感じている。2年以上ブログをやっているが、この週末初めてその恩恵に浴することになった。
何のことはない、スペル・チェッカーである。そして、実際に使ってみて本当に仰天した。とにかく、スペルミスのない記事を探すのが殆ど不可能なのである。言ってみれば、ミスのオンパレード。単純なミスをはじめ、アクサンが抜けているもの、アクサンが付いているが逆向きのもの、アルファベが入れ替わっているもの、二つ続けなければならないアルファベが一つであったり、あるいはその逆になっているもの、英語と綴りを混同しているもの、中には英語をそのまま使っている (例えば、le の代わりに the が入っている) ものまである。自らの状態が酷いものだとは思っていたが、ここまで酷いとは思いもよらなかった。そして本当に単純なミスにも気付かないのである。辞書さえ引いた形跡がないということは、海の外に向けてエイヤーッという感じでやっていたのかもしれない。海の向こうの方は理解していたのだろうか。特殊文字をすべてコピー&ペーストでやっていたという信じられない努力は認めるのだが、、
最近、フランス語が自分の一部を意味するようになってきていると感じているためか、この状態は恰も自らの前を開けて歩いていてそれに気付かない絵に近い印象がある。その状態には耐えられず、仏版ハンモックとその続編の200にもなろうかという記事について夜から訂正を始めた。翌朝になっても終らず目は腫れ上がっている。ただ、この過程で自らの思い違いのパターンがわかってきたという点では得るものはあった。ところで、日本語版にはこのチェック機能がないので、そこに書かれているフランス語にも多くの誤りが含まれているような気がしている。これからもご指摘をいただきたい。
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