jeudi 18 juin 2015

知者と賢者 Le savant et le sage

18 juin 2008
Jules Bastien-Lepage (1848-1884) 


ある人が思想を語る

それを聴く

その時 その思想がどれだけその人の体から出ているのか

どれだけその人の生と繋がっているのか

その結びつきが見えない時 その話は全く残らない 伝わらない


知識ではなく智慧

知識を統合したところの智慧

これが人を打ち、動かすのだろう

どの分野にも欠けているのが深い智慧

今求められるのが 知者ではなく賢者である所以だ


ひょっとすると私のどこかに賢者への憧れがあったのかもしれない
 
そこに辿り着くために必要なもの

それは ある領域を抜け出たところでしか手に入らない何か
  
その何かを求める旅に出なければならない とでも思ったかのようである


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18 juin 2015

このテーマもわたしの中では大きなスペースを占めることになったものである

先日の枠組みの問題とも関連してくる

その後の歩みの中で、知者と賢者の違いと賢者に向かう道筋の概略がより明確になってきた

「知識ではなく智慧 知識を統合したところの智慧」 という表現が使われている

わたしの中では、統合という作業に哲学を重ねることがある

「その中」 から出て、上の方から 「そのあたり一帯」 を眺めて考えを纏めるとでもいう営みとして

まさに 「知識で終わる世界」 から 「知識から始まる世界」 への転換である

これはSHEとPAWLの基盤として創ったサイファイ研究所 ISHE  の基本理念にもなった

上の記事に肖って言えば、フランスでの生活は賢者への道の第一歩だったのかもしれない


いつも驚いているが、最初の一年でわたしにとっての根源的な問題が出されていたことが分かる





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