jeudi 30 juillet 2015

この一年

30 juillet 2008


もうすぐ8月。1年前のことを思い返すと、猛暑の中を引越し準備に明け暮れていたような気がする。それから8月末にこちらに来てひんやりする気候の中に身を置き、気分がすっきりしたことも浮かんできた。先日届いた日本の元同僚からのメールには、もう1年も経ってしまったのかという驚きの声があった。日本の時間はあっという間に過ぎているようだ。しかし、私のこの1年は実に長いものであった。日本での数年分にはなるのかもしれない。今は読み返す気がしないが、このブログにはその一部が表れているはずである。

このところ、大学のクールで読んでいた本を読み返しているが、よく理解していたとは言いがたいことが明らかになっている。それまでじっくり哲学書、いや本そのものを読むということがなかったし、本の読み方もいい加減な自己流であった。大きな流れの中で読むというよりは、科学の断片的な知識を積み重ねていくというやり方ではなかっただろうか。特に後半の研究生活では、その傾向が見られた。科学からこちらの世界への移行の過程で感じた抵抗感は今でもあるのだから、昨年の段階では相当なものがあったはずである。いずれにしても、この一年の総まとめとなるメモワールを何とか終らせて、本当の夏休みに入りたいものである。


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30 juillet 2015

当時の新鮮な気持ちを再現することが極めて難しくなっている

ただ、1年目の終わりにメモワールを書いて、早くすっきりしたいという気持ちはよく理解できる

7年後の今、同じように学生生活の総決算をしなければならない状態にある

残念ながら、昔のような燃えるものが見られない

人生で一回限りのことなので大切にしなければ、と言い聞かせてはいる

しかし、無為の6年の後にその状態に入るのは至難の業である





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