こちらに戻ってきて、ほぼ一週間が経とうとしている。
この間、外の世界から内の世界へと移行してきているのがはっきりとわかる。
それまでやや賑やかな地上に上がっていたのが、静かに海の中へでも沈んでいくかのようである。
精神の焦点がこれまでのところに戻ってきたようでもある。
こういう時、中学時代に覚えて
しばらく気に入っていたこの言葉が浮かび上がってくる。
思えば、この言葉も長い間どこかに沈んでいた。
しかし、忘却の彼方へとは消えるところまでは行っていなかったようだ。
一年目の生活をとにかく終えることができ、ここ数カ月は解放感のようなものを楽しんでいた。
二年目の課題にもそろそろ取り掛かろうかという気分が生まれてきている。
沈潜という言葉が浮かび上がると同時に。
日本の私から見ると、パリでの生活全体が沈潜の状態にあるのかも知れな
い。
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mardi 24 novembre 2015
この記事にあるような観察が、早い時期に生まれていたことに驚く
このところ、こちらの生活を総括する気分になることが多い
パリ生活の全体が内的生活のように見えるというのは、総括の一つの大きな柱になるだろう
つまり、こちらでの生活が内的生活への道を開いてくれたとも言える
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