27 novembre 2008
クールの帰り、丘の上の広場のレストランに入る。
デジュネをそこでとることにした。
なぜか少しだけ贅沢になっているようだ。
座り心地の良い椅子に落ち着き、少し暗めの室内から道行く人の流れを楽しみながら時を過ごす。
どこかにノエルの季節を感じているように見えるのは気のせいだろうか。
2時間ほどしてからそこを出てメトロに向かう。
その道が曲がりくねった下り坂なのが気持ちが良い。
すぐに帰るには早いので周りを見回すと小さなワインバーがある。
中に入る
とジャズが流れていて、たまに生演奏もあるようだ。
そこで数時間、昨日買ったばかりの本を読む。
帰りのメトロは混んでいる。
それなら空いたのが来るまでホームで本でも読み続けましょうか。
私にとっては予想もできない行動に出ていた。
とにかく日本では考えも及ばないことである。
こういう時、自らの姿
がホームを住まいとしている人と重なるのだ。
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27 novembre 2015
この日の最初のレストランは覚えているが、その後のワインバーは記憶の彼方だ
日本にいる時には、電車を待ちましょうなどと考えたことはなかった
こちらではこの時以来、ごく普通のオプションになっている
そして、その時に感じたホームを住まいとしている人と重なるという感覚
これはさらに、古代の哲学者ディオゲネスのライフスタイルと重なることになった
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