昨日はスピノザさんを読んだあと、メトロに乗る。乗換を予定していた駅が工事のため、急遽予定を変更して左岸をセーヌ沿いにのんびりと半周した。最早観光客としての目はなくなっていて、非常に落ち着いて目の前の景色を眺めていた。すでに見たことのあるところは、当時呼び覚まされた感情や感覚を参照しながらの散策となった。
今朝、不動産屋さんに最後の署名をするために出かける。担当のダビッドは相変わらず元気一杯で、もう一月経ったのでフランス語も少しは上達しただろう、などと言って以前にも増して早口でまくし立てていた。この一月は日本での引越し準備でフランス語どころではなかったのだが。30分ほどですべてが終わり、明日鍵を貰い、晴れて新しいアパートの住人になることができる。2-3ヶ月前にも予想さえできないような展開である。これが結末ではなく、新たは始まりにしか過ぎないのだが。
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