samedi 29 décembre 2007

冬のパリ



いよいよ今年も残り少なくなってきた。相変わらずオフィスに通っている。その途中、メトロからの眺めで私の好きなところがある。それは今日の写真の場所で、丁度セーヌを渡るところでエッフェル塔が突如顔を出すところである。毎日いろいろな姿を見せてくれる。最初に見た時には思わず爽やかな空気が頭の中を吹き抜けた。今日は天気がよくなかったせいで上の方が雲に隠れていた。晴れた日や夜には全く別の姿になる。一向に片付かない課題を抱えた身にとっては、一瞬の快感が訪れる瞬間である。

ところでメトロで見るパリの住人の服装の暗いこと。殆ど黒やねずみ色に覆われている。どす黒いと言い換えてもよいと思うようになっている。今の精神状態を反映してか、気が滅入る色に溢れている。全くの先入観からか、フランス人はもう少し色彩感覚が豊かではないのかと思っていたのだが、、。そう言えば、日本にいる時にあるフランス人が日本人の服装が色彩豊かでいい、と言っているのを意外な思いで聞いたことがあるが、ひょっとするとそれは正直な感想だったのかもしれない。



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