dimanche 3 février 2008

哲学するとは ・・・・ そして 「熱狂の日」



昨日街を歩きながら、今までも触れているこの問が頭に浮かんだ。私の中ではその答えは生きることと同義になる。具体的にどういうことだろうか。一言で言えば、このような問を出すことではないだろうか。普通に人が生きている時には疑問にもならず、生活や仕事というような箍がはまった状態では疑問にすることさえ控えるような極々当たり前のこと、その疑問に挑んだとしても生きていく上では必須ではないために適当なところで止めにしてしまうような問、そういう問に、それは一体どういうことなの?と改めて問を出すことではないのだろうか。

これは時間がなければできない。精神的な余裕もなければならないだろう。普通の人の生活を辞めて、この種の問を考えて生きましょうという選択をした人が哲学者なのだと思える。今の世、どんな世界でも役に立つことについて問を出し考えなければならないという風潮があるようだが、それだけでよいのだろうか。底の浅いお話にしかならないような気がしてしようがない。人間が本来持っているはずの機能を最初から捨てて掛かっているように思えてしようがないのだ。そのような風潮で塗りつぶされている社会から奥深い文化が生れてくるだろうか。人間はもっと凄いことができる存在のような気がしているのだが、、、その可能性を探ることにも自ら扉を閉じてしまっているように思えてしようがないのだ。

なぜかウィトゲンシュタイン (Vienne, 26 avril 1889 - Cambridge, 29 avril 1951) が言ったという言葉が浮かんでいた。

     「哲学のレースで勝つのは、いちばんゆっくり走ることのできる者。つまり、ゴールに最後に到着する者だ」

そして、先日のある教授の表情も。

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数日前、Radio Classique で René Martin さんと Michel Corboz さんの声が聞こえた時、数年前に参加したこの音楽祭のことを思い出した。

「熱狂の日」音楽祭2006

調べて見ると、今年はシューベルトがテーマで、本場ナント Nantes の音楽祭は1月30日から今日2月3日までであった。東京では5月2-6日に予定されている。

La Folle journée de Nantes



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