mercredi 6 mai 2015

尻に火が付かないと、あるいはエレーヌ・シュミット Ce que je ne comprends pas, ou Hélène Schmitt

6 mai 2008

春休みが終わり、1年のまとめの時期に入っているはずだが、全くその気にならず困っている。大体私の性向がわかってきているつもりだが、一体どうするつもりなのか。前期で拍子抜けしてしまったのだろうか。明日までにミニメモワールを一つ、その1週間後にもう一つの締め切りが迫っている。前者は休み前までに70%くらいまで来ていたが、休み中は手付かず。来週のものについては全く手が付いていない状態である。その他にも口頭試問の準備などが控えている。

先日、直木賞をもらった女流作家のインタビューに行き当たった。彼女の日課は次のようなものだった。毎朝2-3時間で10-15枚書いて仕事は終わり、午後は外に出て出版社で打ち合わせたりする。そして夜1冊読んで寝るらしい。この数字を見て、根拠のない安心感が襲っていた。ミニメモワールは10-15枚程度なので、彼女の半分の仕事量でも2日で終る。メモワールが50枚としても1-2週間で終る計算になる。実際にはそうは行かないことはわかりきっているのだが、数字の魔術で気分が晴れていた。その晴れたままの状態でここまできているようだ。彼女は締め切りぎりぎりになって間に合わなくなることを恐れているために、規則正しく余裕を持って書く習性が付いてしまったとのこと。私の場合は、尻に火が付かないとやらないというタイプに間違いなさそうである。

それからこちらに来てからの精神状態を振り返ってみると、あることに気付く。それは一つのことに打ち込もうとすると、他の多くのことが気になってそれができないのである。これだけ異なる内容のことを平行してやることなど、学生時代以来なかったからではないだろうか。そのため結局どれも打ち込むことなく締め切 り間際になり、他のことを無視してできる期間として数日を用意していたようにも見える。

ところで、先日紹介したエレーヌ・シュミットさんのバッハ。全くの偶然で借りてきたものであるが、語りかけてくるような、やや肉感的なそのバッハが気に入りつつある。

(I: BWV 1001, 1002, 1004; II: 1003, 1006, 1005)  


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7 mai 2015

こちらに来た当初から同じことを言っていたのに驚く

その意味では、全く学習していない

今改めて言うとすれば、「尻に火が付いるはずなのに」 となるだろう

何か一つのことをやり遂げるというのではなく、どこまでもアマチュア(amateur)を貫きたい

そういうことなのだろうか





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