jeudi 26 juillet 2007

ワグナー家の跡目争い Guerre de succession chez les Wagner



今日の図はカフェで作ったもので少々見にくく心苦しいが、これがあると話が通じやすいので出すことにした。ご容赦願いたい。今日のお話は、昨日の le figaro に出ていたもので、昨日開幕されたバイロイト音楽祭を誰が引き継ぐのかという問題。

この音楽祭は1876年に Richard が始めたもので、これまでこの8月30日で88歳になる (il soufflera ses 88 bougies le 30 août) 孫の Wolfgang が1951年から率いてきた。彼は、2度目の結婚で生れた娘 Katharina (29歳) に引き継がせたいと考えている。今年の音楽祭は、彼女が総監督の 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」 Les Maîtres chanteurs de Nuremberg で開幕するという (余談だが、この中には私の好きな曲が盛りだくさん)。この公演は観客のみならず、音楽祭を運営しているリヒャルト・ワーグナー財団の評価も受けることになる。財団は Katharina の姉 Eva Wagner-Pasquier (62歳) と Wieland Wagner の娘 Nike を推しているためだ。

これまでの歴史を見ると Richard の死後、妻 (フランツ・リストの娘) Cosima が1905年まで音楽祭を仕切ってきた。その後、彼女の息子 Siegfried が亡くなる1930年まで引継ぎ、ナチの時代は Siegfried の妻 Winifred が主宰してきた。この時代のヒトラーとの関係、さらにヒトラーがワグナーの音楽を崇拝していたため、大戦後に連合国の意向で1951年まで音楽祭は閉鎖される。再開後は Wolfgang が主催しており、下の娘が引き継ぐ時がくれば退く意向であった。これまでの10年ほど、後継者争いが続いていたらしいので、詳しい方にとっては新しい話ではないだろう。



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