dimanche 22 juillet 2007

アパートを見る examiner l'appartement



数日前、求める条件を満たしているアパートを見に出かける。これまでの経験から、図面や説明では実物が予想もつかないことがあり、意外なものがよかったりする。見るまでの楽しみでメトロを降りると、中心部とは違い落ち着いた町並みで好感触。さらにアパートのある通りに入るといわゆる郊外の住宅街で、非常に静かである。アパートのすぐ横にはコンビニ、洗濯屋、靴修理屋、鍵屋、銀行、さらに少し歩くとショッピングセンターがあり、生活するのには不便はなさそうな環境である。アメリカ郊外の小さな町を思い出させる。

約束の時間に担当のダヴィッドがバイクで到着。ヘルメットを取りながらこちらに手を振っている。中に入ると家具付と銘打っているだけあり、家具はもちろんだが、食器、棚や壁の飾り、さらにご丁寧なことに本棚には本がぎっしり詰まっている。一人で乗り込んでもすぐに生活できる状態になっているし、これからさらに探す根気もなく、またこれまでの経験から自分にしっくりときているとわかるもので、今回もそう感じたのでこれに決めることにした。

問題はその後に出てきた。賃貸契約に projet de bail という書類を準備するのだが、それに少なくとも10日はかかるというのだ。アパートを探して契約まで辿り着こうとしたならば、一月位は必要になるのか。どうしても予定通りに帰らなければならないと詰め寄ると、まずアパートの管理をしている会社に2か月分の敷金 dépôt de garantie と最初の家賃のチェック、それに不動産屋に礼金 honoraire のチェックを準備すること、その上で書類に先にサインをして銀行と銀行保証 caution bancaire の手続をするという。そう言い残して大忙しのダヴィッドは次のランデブーにバイクで飛んでいった。明日以降の成り行きを見なければならないが、何とかなりそうな雲行きである。