samedi 28 juillet 2007

現代の古典小説 les romans français classiques d'aujourd'hui



このところカフェで過ごす時間が多くなっている。そこでホテルから持ってきた Le Figaro にゆっくりと目を通す。そして時の流れを眺める。今のうちの贅沢だろう。昨日の文化欄では今に生きるフランス文学の古典的な作家が取り上げられている。そこには Les sept galaxies の言葉があり、銀河系のような壮大な世界を創り上げている人たちということになるのだろうか。以下の方たちの名前が出ている。その名前を知っている人もいれば、初めての人もいる。小説は読まない方なのだが、こちらにいるうちに気の合う人が見つかれば素晴らしいだろうに、などと思い始めていた。

Pascal Quignard (1948- )
Patrick Modiano (1945- )
Michel Déon (1919- )
Jean-Marie Gustave Le Clézio (1940- )
Alain Robbe-Grillet (1922- )
Phillippe Sollers (1936- )
Michel Tournier (1924- )
Julien Gracq (1910- )
Jean d'Ormesson (1925- )

この日の Mon seul regret では、作家 Arthur Conte の娘さんで同じく作家のドミニク・ボナ Dominique Bona さん (1953- ) が取り上げられている。13歳の時、おばあさんに連れて行かれたローマやポンペイ Pompéi の遺跡で不思議な感じ襲われて以来、過去に埋もれているものに惹かれているという。彼女の悔いは、クリスチアンヌ・デローシュ・ノブルクール Christiane Desroches-Noblecourt (1913- ) やジャン・ルクラン Jean Leclant (1920- ) のような考古学者 archéologue にならなかったこと。しかしその悔いを過去の人を掘り起こす伝記を書くという作業で代償しているのかもしれない。

彼女の悔いを読みながら、ひょっとすると私の中のどこかに哲学 (人間が何をどのように考えてきたのかという問題) に触れずに終るのは大きな悔いになるのではないかという想いがあったのかもしれない・・・などと考えていた。



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