jeudi 14 février 2008

まさかそんなことに



昨日のこと、あるメールを受け取った。メールの主は、同じ研究分野で仕事をしているBN氏。昨年ハーバード大学からカナダの研究所の所長で移った、この分野では知らない人のいない第一人者である。彼の理解力の素晴らしさ、興味の広さ、真理に迫ろうとする透明な頭脳、そしてその饒舌。彼のような精神には日本では出会ったことがないのでいつも感心し、刺激を受けていた。会合ではほとんどあらゆる人の発表にコメントや質問を浴びせるため、彼の質問が来なかった時には自分の研究が無視されたような気になると漏らす人もいたくらいだ。

ところでそのメールには研究材料の問い合わせが書いてあった。もちろん私がこんなところで (?) こんなことをしているとは想像もしていない書きっぷりである。とにかく今の私にはどうしようもないので、材料にありつくための情報とともにこちらの状況を添えてメールを出しておいた。夕方には返事が来ていた。驚きが溢れるそのメールには次のようなことが書かれてあった。そんなことになっていることなど、全く (!) 知らなかった。去年のヨーロッパの会議に顔が見えないので驚いていたが、特に考えを進めずそのままにしておいた。それにしてもパリとは、素晴らしい。新しい道での活躍を祈っている。

昔の研究仲間からこのような励ましをいただき、まだ糸がどこかでつながっていることを知らされる思いでいた。それは、静かに訪れる満たされた気分とでも言い換えることができるものであった。






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