vendredi 7 mars 2008

Mini-mémoires


Yves Farge (1899-1953) et Frédéric Joliot-Curie (1900-1958)


ミニ・メモワールについては、これまで何度も触れてきた。私の前に立ちはだかっている険しい山のように見えていたからである。私が書いたものは以下の4つとマスター1年目のメモワールの中間報告の5つになる。

"L'idée de Canguilhem et la médecine contemporaine"
 「カンギレムの概念と現代医学」

"Explication et la tâche du philosophe dans la science"
 「説明するということ、ならびに科学における哲学者の使命」

"'Qu'est-ce que la vie ?' de Schrödinger et l'approche transdisciplinaire"
 「シュレディンガーの 『生命とは何か』 と超学際的アプローチ」
 (この場合の transdisciplinaire とは、いわゆる学際的 interdisciplinaire とは少し違い、それぞれの専門性を超えて新しいものを創り出すという意味合いが強い)

"Expliquer la fonction immunologique"
 「免疫の機能を説明する」


日仏会議から帰ると大学の担当秘書さんから、ある先生がまだ成績を送ってきていないので私の方からも連絡してみてくれないかというメールが入っていた。丁度翌日クールがあったので話してみようと思っていたところ、中休みに先生の方からまだメモワールが届いていないのですが、と丁重に話しかけてきてくれた。数週間前に送っているはずなのだが、どこかで手違いがあった可能性が高い。再度送った後にすぐに連絡が入ったようだ。また、それとは別に中間報告の結果が届いていないというので昨日大学に確かめに行ったところ、こちらは9月に再度成績をもらうことで落ち着いた。

その時に久しぶりにオフィスがある方に足を運んだところ、何と廊下の壁にリサンスからマスターに至るまでの学生の成績が貼られていることに気付く。こんなことは高校時代にあったような気もするが、それ以来である。私のところを見てみたところ、def (おそらく、まだ結果が入っていないという défaillant の略だろうか) とされているもの以外は7割を超える高い成績が付けられていた。フランス語の語法も含めて中学生の感想文くらいにしか思っていなかったので、心底驚いてしまった。この道の専門家にとりあえずマスター1年目としては理解されたようで、ほっとしたというのが正直なところである。時間を掛けていろいろなものを参考にし、考えながら書き進むメモワール形式だったのでよかったのだろうが、これが例えば2時間の筆記試験とか口頭試問になると想像するだに恐ろしくなってくる。それがこれから待っていることになる。



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