lundi 7 janvier 2008

Philosophie et poésie 詩と哲学



2008年が始って1週間もしないうちに、予想もしないことが起こった。昨日紹介したように Goulven さんのブログ oniromancies にハンモックの俳句が取り上げられたのだが、さらにその後丁寧なお便りをいただいた。私の俳句には哲学において最も大切な2つの要素、好奇心と驚きの心が表れており、写真を含めた日本語版ハンモック全体の醸し出す雰囲気とともに気に入っていること、さらにハンモックの中に流れているもののとして、彼のブログのテーマとも共通する詩と哲学があるように感じているという。それを読みながら、まずそういうものが表れているということに驚き、私はひょっとすると詩と哲学を通してこの世界を見、表現しようとしているのだろうか、などという途轍もない思いが過ぎっていた。

自分の中で起こっていることを自分自身がはっきりとした形 (言葉) で捉えていないことがしばしばある。ブログに書き連ねるだけではなかなか見えていない何かがこうした接触で形になることを最初に感じたのは、仏版ハンモックを読んで私について書いてくれた Liguea さんの言葉を読んだ時である。

それは、喩えればこのようなことだろうか。ある人が看板の上に毎日張り紙をしている。それを書いている本人は看板の後ろにいて街行く人の方を眺めており、看板の全体を囚われのない目で見ることができない。ある日、興味を持った人が歩みを止めてその看板を眺め、その中に何かのつながりや法則性を見つけ看板の主に伝えてくれる。そういう時に、自分を外に取り出して眺めているように感じ、そして自分が書き、考えていたことの根に何があるのかが理解できるようになる。それは見る人により、記事を串刺しにする視点が異なっているため、その度に目を開かされることになる。そんな感覚だろうか。

今回の出会いにどういう意味があるのだろうか。今はわからない。ただ、何かを考えさせてくれる切っ掛けにはなるのかもしれない。Goulven さんに改めて感謝したい。



Aucun commentaire:

Enregistrer un commentaire