lundi 15 juin 2015

アメリカの声を聞く

15 juin 2008
Thomas Jefferson in Paris 
(April 13, 1743 – July 4, 1826)


日本の新聞でNBCのアンカーが亡くなったことを知る。顔が浮かばなかったのでニューヨーク・タイムズを訪ねる。そこには日曜朝の"Meet the Press"という政治番組でよく見た顔があった。今回記事を読んで、ジャーナリズムに入る前にはニューヨークの民主党上院議員パット・モイニハンや同じ く民主党のニューヨーク州知事マリオ・クオモの下で働いていたことを知る。今では政治ジャーナリストとして尊敬を集めるまでになっていたようだ。まだ58歳 とお若い。

Tim Russert (May 7, 1950 – June 13, 2008)

そのサイトで、もう一人顔の馴染みの方が2月に亡くなっていたことを知る。テレビで彼のインタビュー番組をよく観ていたが、語彙が豊富で普段聞きなれない言葉で溢れるので高踏な印象が強く残っている。記事を読んでみると "rococo vocabulary" という形容がされていた。保守派の論客。政治を論じるのだが政治の世界そのものには興味はなかったようだ。追悼の言葉を聞いているとエピキュリアンという言葉が出ていた。彼の著書では唯一"Atlantic High" を少しだけ読んだ記憶がある。大西洋のヨット紀行記で、残念ながら日本に置いてきた。この世の「もの・こと」をじっくりと観察し、それを味わい尽くした82年の人生だったようだ。

William F. Buckley Jr. (Nov. 24, 1925 - Feb. 27, 2008)

サイトにあったインタビュー映像と音声に触れていると、現実を目の前に生きている人間の声が聞こえてくる。背筋が久しぶりにきりっとしてきた。フランスの懐から這い出しできたという感覚、そこで別人になるという感覚である。こちらでは素のままでいることができ、それをさらに深めましょうということなので無理なく自然にやっていける。アメリカでの感覚とは大きく違うことを改めて実感していた。


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15 juin 2015


つい数日前、インタビュー番組を観ている時、ロココな表現をする保守派の言論人を思い出した

しかし、その名前が出てこない

そして今、この記事がその名を教えてくれた

このような繋がりは日常的に観察され、いつも驚いている


そう言えば、彼がエピキュリアンと言われていたことも思い出す

ただ、エピクロスが唱えていたものと同じかどうかは分からない

ウィリアム・バックレー氏を偲び、ノーマン・メーラー氏との対談を味わってみたい

アメリカでよく観ていたバックレー氏の番組 Firing Line からである

ご両人ともお若い














この他、死生観を語っているものが見つかったが、ややがっかりの内容であった

深く考えたものというよりは、状況の中でのものに見えたからであるが、、、





さらに、リベラルのジョージ・マクガヴァン氏との公開討論の映像が見つかった

お互いにユーモアを交えながらのディベートは見応えがある

このような議論を日本で見ることができないのは残念なことである


このところ渇望しているのは、文学でも哲学でもよいが、聞き入るような真剣な対論を見てみたいということ

そのようなセッティングは、今や安易な意味でのエンターテインメントに成り下がってしまっている

皆さんそれで満足しているのだろうか








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