lundi 22 juin 2015

「どこか危険なもの」再訪、そして夏至音楽祭 

22 juin 2008
Le jardin japonais
 

今朝は地響きのする朗々とした雷鳴に起こされる。学生オーケストラの同期S氏が同期の連携を目指して数ヶ月に一度送ってくれる5-6ページのレポートがある。もういつ始ったのか忘れるくらい昔からのものなので、その間の労力は大変なものだろう。いつも感心しながら読んでいる。それが昨日届いた。添えられていた手紙を読むと、拙ブログの写真がなかなかよいという。さらに、それが学生時代の私と重ならないので困っている様子が伝わってくる。よくわかる。写真はここ数年のことなので、私自身もどうしてこうなったのかよくわからないからだ。レポートの中に入ると、私の話題も取り上げられていた。それは3月初めに書いた「どこか危険なもの」という記事が印象に残ったというものだ。

その記事では、以前に食事をともにしていた方が私の生き方について分析しているのを聞き、そういう見方もあるのかと妙に納得したことを書いた。それは、私には正規分布の中に入ろうとする意識がない、さらに言うと正規分布そのものが存在しないようだという指摘である。私の中では、どうして皆さん方は私の正規分布(大げさに言うと正しくも美しいところ)からずれているのだろうかと思いながらそれまで生きて来たので、ずれているのが私の方だと教えられ、逆にびっくりしたというのが正確だろうか。いつもながらの遅さである。

S氏とは学生時代からの付き合いになるのでそのあたりは気付いていたようだが、頻繁に接しているとは思えないディネを共にした方が私の本質とも言うべきものを看破したことに驚き、その見識の高さに脱帽したとそのレポートにはある。さ らに、このような見方ができる人との出会いや深い会話を重ねることを可能にしているその環境こそ、今の刺激に満ちたパリ生活の本質ではないのか、とまで書 いてあった。正直なところ、この分析の正確さにもこちらが驚いた。

そして何という偶然だろうか。昨日はその鋭い分析をしていただいた方の誕生祝の日。カルチエ・ラタンまで出かけた。メトロを出るとすでに大音響が鳴り響いている。夏至音楽祭(La Fête de la Musique)である。会まで時間があったので音を頼りに周辺を散策する。とにかく街角の至るところにバンドが溢れている。6時過ぎなのでいずれもまだ準備運動のような感じ。以下にいくつかのバンドを。

 



サンミシェルの人ごみの中を歩いている時、これまで何度か取り上げているル・モンドで美術ブログをやっているLunettes Rouges氏に遭遇。誰かが上から人形の糸でも操ってでもいるかのようなタイミングであった。お前もここか、という挨拶を受ける。それから会に向かった。



いろいろなお話が出たように思うが、はっきりとは思い出せない。しかし、リラックスした会話の中で、私の理解がさらに深まったように感じていたことははっきりと覚えている。終った時にはミニュイをとうに過ぎていたが、外は祭りはこれから!という勢い。異様な熱気に溢れていた。






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22 juin 2015

そう言えば、昨日は夜遅くまで近くの公園から音楽が聞こえてきて、7年前を思い出した

街中に出ると、今年も盛り上がっていたのだろう

遠い出来事のようでもあり、つい最近のことのようでもあり

この感覚は最近よくあるものだ






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