mercredi 21 octobre 2015

インタラクティブなクールが始り、いくつかのインタラクションがある

21 octobre 2008
 


昨日は遅くなったが、結局最後まで行かないまま今日のクールを迎えた。始る前に近くのカフェでショコラ・ショーを飲んでいる時、前に見えた草を食む馬の絵に引き込まれていた。木の陰が昔見たどこかの景色を思い出させたのかもしれない。今日も雨であったが、傘なしで出かけた。ホールで待っている学生さんにフランス人は雨でも傘をささない人が多いですね、と聞いてみると、オックスフォードに1年ほどいたという先日一緒になった学生が、イギリスでは傘は "obligatoire" (さすのが当たり前)と言っていた。イギリスと言えば、雨が降っていなくても傘を持ち歩いている紳士を想像してしまうところがあるが、海峡一つ越えると全く逆の行動になるとは面白いと思いながらこの話を聞いていた。

クールは今日から本格的になった。以前に少し紹介したように、指定された論文についてコント・ランデュした後にディスカッションをするというスタイルである。今日は2つの論文が取り上げられ、若い学生と大学勤めの後と思われる方の2人が15-20分程度話をしていた。ディスカッションが終った後に全員に意見を求められた。私自身は準備不足もあり全般的な話をしたが、真摯に対応していただいた。ただクールの最後に独り言のように課題の論文は必ず読んでくるようにという指導教授の言葉は耳に痛く響いた。これは当然なのかもしれないが、クールの進め方が熟達していることに感心する。それと学生の方の反応が非常によい。これがこのようなクールをうまく進める上で重要になるのだが、それが機能している。コミュニケーションのために言葉をできるだけ正確に使おうとしているように感じる。簡単に言うと、言葉が生きているという印象である。こちらが不自由だからそう感じるのかもしれないが、、、。理系での経験しかないが、日本ではなかなかこうはいかないのではないだろうか。

今日の中休みも前回と同じメンバー4人で向かいのカフェで雑談する。前回より、少しこなれてきたようだ。手巻き煙草の彼女はもともと哲学専攻なので、よく話すし鋭い。哲学なので言葉が命というところがあるのか、言葉に力があり、理系の者から見ると体一つで生きている逞しさを感じる。

クールが終わり、少し歩くと先日話題になったお茶の寿月堂が目に入ったので中に入ってみた。調べた住所がセーヌ通りになっていたので勝手に川沿いにあるものだと思っていたので、こんなところにあったのかという嬉しい驚きとなった。こじんまりした静かなお店に熟練の店員さん2人が迎えてくれた。一般論だが、日本女性の人当たりはこちらの人と違いやはり柔らかい。抹茶入りの玄米茶というのを出され気分が落ち着いたので、同じものを手に入れて書店に向かった。今日は7-8冊が目に入ってきた。そこで何か入ってくるものがないか探している時に、同じクールに出ているリセの哲学プロフェッサーが話しかけてきてくれた。彼女は何と朝5-6時に起きてランスから通っているという。彼女も言葉の歯切れがよく、こちらを覗きこむようにして話をし、また聞いてくれるので非常に話しやすい。そうしているところに、少年のような瞳をしたParis 4のTP氏が通りかかり立ち話をする。彼が私のメモワールにクリティークを加えてくれたが、非常に鋭くこういうものの見方をするのかというところがわかり大いに参考になっている。そのクリティークに答えるのが大変で、現在もその作業中であることを伝える。こういう出会いは嬉しいものである。

2時になるのを待って、先日から問題になっている日本流に言えばM1の単位のことを確かめるため大学に向かう。オフィスに入ると先日とは違い、何しに来たのというような感じでテンションが非常に低い。事情を確かめるとあなたの場合は全く問題ありませんと、最初から何もなかったかのような回答。よくよく考えてみれば、指導教授がM1の卒業を認め、M2への入学も認めているので、そもそもM1の資格も必要ないのかもしれない。まだマスターを終えていない人の場合には問題があるのだろうが、、。ということで、これまで通りにM2のクールに参加できることがわかりほっとして帰ってきた。



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mercredi 21 octobre 2015

マスターの時は一生懸命にやっていたという感想は持っていた。
しかし、具体的なことは忘れている。
それがこのように読み直すことで蘇ってくる。
インタラクティブなクールは緊張して受けていたことを思います。

この記事にあるランスから通っているという哲学の先生のことは思い出せない。
それほど出席されていなかったのではないだろうか。






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