lundi 8 octobre 2007

フランス語の環境で



こちらで時間が経つと、ある違和感を感じるようになっていた。これまでは日本語の環境でネットをやっていたが、どうも日本の周りを取り囲んでいる壁に開いた穴から眺めているような気がしてきて、窮屈に感じ始めていたのだ。この際思い切ってフランス語の環境に切り替えるのがよいのではないかと思い、新しいパソコンを仕入れた。これからフランス語でのメールや文章作成の機会が増えてくると思っての発作的な決断であった。フランス語のアクサンの文字化けにはいつも驚くし、文字を入力するのにも一苦労していた。フランス語方式の入力にしてタイプするというやり方もあったが使うことはなかった。

まずこちらのキーボードの並びが違い、なかなかうまく打てない。またイライラの種が増えたことになる。ただ、これに慣れるとフランス語は楽になるという感触はある。問題はそれがいつになるのか。ひょっとするとイライラを引きずったまま終らないとも限らない。

新しい環境でネットを歩き回ると、こうも世界の見え方が変わるのかと思うくらい、今までとは別世界に感じられる。この変化を日本では楽しもうという気になかなかならなかった。こちらではそれが自然にできる。そういえば、日本ではご無沙汰していた Le Monde などの新聞・雑誌のページにも努めることなく立ち寄ることができるようになっている。日本では避けていた、このてかてか光る画面にも少しずつ慣れてきているようだ。これらは場所を替えることによって初めて可能になったことだろう。

これからフランス語の世界が始るわけだが、若い頃に比べると言葉に対する必死さは失われているような気もしていた。・・・・が、これから始る大学生活を思うとそんなことは言っていられないだろう。私の好きなマイペースでは前に進めないことは想像に難くない。問題はこの世界にどのくらい浸りきることができるのかで、そこに注目している。



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