mercredi 24 octobre 2007
一回限り
夜、荷物の中に入っていたスピーカをパソコンにつけてみる。そうすると、今まではラジオから流れるものに身を任せていたが、自分のものを何か聞きたくなっていた。iTunes に入っているものを適当にオンにする。何と 「ツァラトゥストラはかく語りき」 (Also sprach Zarathustra>) のフランス語版 "Ainsi parlait Zarathoustra" の朗読が始った。それがなかなかよい。どんどん中に入ってきてついに3時間ほど聞いてしまった。日本では聞く機会がなかったものだ。
昨日哲学科の秘書から電話が入り、手違いでディプロムの番号を間違えたので、登録修正のためもう一度 Tolbiac に行ってほしいとのこと。11時の予定で、今朝出かける。本来10時から始るはずなのだがオフィスには人がいない。列の前で待っていた学生が怒り出して係の人に文句を言っている。彼は社会人のようではっきりものが言えたようだが、本当にその通り。周りの学生さんが全く反応しないので、Vous aviez raison ! と声をかけてあげた。手続がすんなり終了し、これで本当の哲学科の学生になった。
講義に向かう途中にFNACがあったので入る。5-6冊仕入れる。講義が終ってから4-5冊仕入れた。その意欲にだけは感心させられる。
昨日の朝。大学に向かう時、一人一人の先生との出会いが本当にこの世で1回限りのものであることを感じ、その話を聞けることに悦びを感じなければ、などと考えていた。これは日本で言えば、一期一会だろう。これまではそんなことを聞いても右から左であったが、よくよく考えるとこれは凄い言葉だと感じながらメトロに向かっていた。先生に限らない。この世の一瞬一瞬がまさにその時しかないということである。時間が濃く流れるはずである。こういう感じ方をするのは生れて初めてである。
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