lundi 3 mars 2008

僧院出発までに



この1週間ほどメモワールの計画を修正・補充する作業に当たっている。この間、こちらに来てからミニ・メモワールを出すまでの過程を改めて振り返っていた。残されたメモを見ると、当初考えていたものとは全く別物に仕上がっていることがわかる。とにかく最初はどのような対象を選ぶのか、その対象をどのように捌くのかという基本が全く掴めていないため、霧の中を行くが如しであった。そして締め切り一日前になり、自分が何をやろうとしていたのかがわかるという曲芸のようなことになっていた。それはメモワールに向かう今も変わらない。これまで味わってきた苦しみが始っているようで、これからそれをたっぷりと味わうことになるのだろう。

ある意味では、この混沌の状態は対象もその料理法も完全にオープンであることの裏返しになるのだろう。ゼロから考えることができるという点では、醍醐味満点のような気もしてくる。それはさて置き、現実には中間計画を仕上げなければならないのだが、これまで同様書こうという気がさっぱり起こってこない。自分でも理解に苦しんでいる。仕方なしに夕方から散策に出て、その勢いで書き上げようということになった。僧院に出発するまでには仕上げなければならないのだが、、、



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