samedi 17 novembre 2007

基の基から



昨日もストは続いていたが、私のところは20分に1本の割で動いていてタイミングよく乗ることができた。予想とは異なり、落ち着いた朝であった。

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大学の図書館に行って、大学生、大学院生と一緒に机を並べている時、まさに自分の中にある知識や教養と言われるものを根っこから見直しているように感じる。これが私のこれまでの専門分野の研究所に行って同じようなことをしてもそういう印象は生れてこない。そこでは基礎のところはとうの昔に整っているものとして片付け、その上の専門のところを問題にしているためだろうか、自分の芯に迫ってくるという感じが全くしないのだ。そこが大学にいる時と大きく違う。大学では人間そのものの持っているものが問われ、自分というものに向き合わざるを得なくなる。大学が人の背骨、基の基を作るところなのだという実感が湧いてくる。その視点で自らに目をやると、そこが如何にふにゃふにゃしているのかも見えてくる。今まさにその基本に返って鍛え直そうとしているかのようだ。リベラル・アーツという響きに対する遠い憧れを追いかけているのかもしれない。



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