dimanche 2 septembre 2007

初めての朝



このところ感じたことのない静寂の中で目が覚める。音はないのだが静寂という音がそこに存在している。旅に出て山小屋などで迎える朝のような感じだろうか。飛行機雲が混じった空を眺め、鳥の鳴き声を味わう。街はまだ眠りについたままだ。

アパートの Boîte aux lettres に名前を入れる。急にここの住人になったような気分になる。日曜の朝なのでお店は閉まっているが、なぜか花屋さんだけは開いている。独特の雰囲気のお店もあり、時の流れがわかるような植物をいずれ買ってみたい気にさせてくれる。昨日仕入れた携帯で日本に電話してみる。全く問題なく、隣町のような感覚でお話ができる。今日は、何かをやるにしても午後からになりそうだ。しかし、こんな日は日がな空を眺めていたい、そんな気にさせてくれる久しぶりの日曜日だ。



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