jeudi 6 septembre 2007

平穏な朝、そして街へ



今朝は日本への手紙やアメリカに転送のための住所変更を書く。久しぶりに手紙を書いたが、これほど静かで落ち着いた気分で手紙を書くのは本当に久しぶりだ。Email ではなく、手紙を書くという意味を考えながら書いていた。やはり大きく違うことを実感。これまで気になっていたことなので、書き終えてすっきりした気分になっていた。それらを持って郵便局へ。出る時に郵便受けをチェックすると、航空便の荷物が管理人室にあるので早急に取りにくるようにとのメモと不動産屋からの手紙が届いている。早速開けてみると、前のバージョンと私が正しいと思っているものの両方が含まれた不思議な住所となっている。昨日の電話での会話がよく通じなかったのだろうか。早速確かめてみると、お前の言いたいことはわかるが私の方でももう一度確かめてみる、などと言ってなかなか私の言うことを受け入れてくれない。荷物の方はすでにお昼の時間を過ぎていて2時半まではお休みなので、今日は諦めてそのまま出た。

郵便局が終ると一月ぶりに銀行に出かける。正確な住所を不動産屋から貰わなければ保証は得られないので、不動産屋の書類を待つしかないという点で一致。さらにお金の運用などというこれまで考えたこともなかったことについて説明を受ける。聞きながら、こういう世界もあったのかという思いに陥る。運用に当たって、性格判断をされる。どれだけ積極性があるのか、あるいは守りが主体なのか、などということをいくつかの質問に答える中で明らかにするというもの。日本では運用などはやったことがないので、このようなテストをやるのかどうかわからないが、これはお客さんとの行き違いや衝突を避ける意味があるのではないか、などと考えていた。それにしても今まで何をしていたのだろうか。銀行の方の話を伺っていると、結構面白い世界のようである。特に閑ができるとこんなことを考えながら生活するというのも人によっては張りが出るのではないだろうか。よくお年寄りが大金を失ったというニュースを耳にするが、ひょっとすると充分な閑と人間心理がその底にあるような気がしてきた。

これは銀行の業務ではないのだが、その他にも家具を売っているお店やネットにつなぐ方法など、いわゆる生活面のアドバイスもしていただいた。情報が非常に正確でこちらの望むところを押さえていただけるので、初めての者にとっては非常にありがたい。

そうこうしているうちにもう夕方になっている。昨日も書いたが、時間の流れが非常に速い。この調子だと、基本的なところを整えるのは来週までかかりそうである。夜はこちらに来て初めて部屋で音楽を聞く。日本で聞いていたCDだが、全く違うものに聞こえていた。この同じものが環境によって全く異なって感じられるという感覚は私の好きなものの一つであることを思い出す。



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