dimanche 9 septembre 2007
やっと一週間
昨日の午前中は、日本にいる時に頼まれた小文を仕上げる。どうしてこのような道に入るようになったかについて、原稿用紙にして10枚程度にまとめた。これで今まで引きずっていたものがなくなり、心がすっきり。新しい気持ちでこちらに向かい合うことができるようになった。
午後、アパートのどこかからチェロを練習する音が聞こえてくる。空には気球が浮かんでいる。長閑な昼下がり。いろいろあったこの一週間の疲れを癒す。今気付いたのだが、背中に背負ったサックで背広が擦り切れている。少々張り切りすぎて、日本では考えられないくらい歩き回っていたようだ。この張り切りがなくなってきた頃が、落ち着いてきたと言えるのだろうか。
この一週間で、アパートについても細かい発見があった。どうしてこういうことに気付かないのだろうか。例えば、ペーパータオルを台の上に置いて使っていたのだが、そろそろどこかにセットしたいなと思っていると、すぐ横の壁にそのための場所がちゃんと用意されている。野菜などを保存するためにサランラップのようなものを買ってきて処理していたのだが、台所にすでにディスペンサーのようなものがあり、サランラップどころかアルミフォイルまでがすでに入ったもjのがある。今まで全く目に入っていなかったのだ。余談だが、私が買ったラップは伸縮自在のものだったようで、箱も柔らかく切るのに一苦労する。が、それを楽しむようにしている。他にも便利なものがあるのかもしれない。また、ここのエレベータには開けるためのボタンはあるが、閉めるためのボタンがないことに気付く。そんなに急いでどうするの、という感じだろうか。ゆっくりと閉まるそのペースが次第に心地よくなっている。
昨夜もパヴァロッティの歌声がたっぷり流れていた。
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