samedi 8 septembre 2007

ついに三度目



続くときは続くものである。木曜にネット接続のために立ち寄ったブティックで固定電話の番号を確かめるためフランス・テレコムに電話をかけた。相当に興奮していたと思われる。すべてが解決してほっとしたのか、身分証明のために出したパスポートを貰って帰ることをすっかり忘れていたのだ。夜、パヴァロッティの追悼番組で彼が声を張りあげるところでそのことを思い出した。このところ、身の回りのものに対する執着が全くなくなってきている、あるいは意識の視野狭窄が起こっているように感じている。呆けの始まりでなければよいのだが、、、気付いた時はすでに夜の10時を回っていたので、昨日朝一番でブティックに出かける。幸いオフィスの引き出しに保管されていた。この調子だと、まだ二つ三つと続きそうである。

実は、同じようなことをその昔にやらかしていたことを思い出す。シカゴを訪れている時、タクシーの中にパスポートの入ったバッグを忘れてしまったのである。シカゴの町を考えると、さすがにもう荷物は戻ってこないだろうと諦めていた。その場合、すでに仕事場に出している計画の変更や領事館での届出など厄介なことが待ち受けているので気が滅入っていた。しかし、夜の9時頃だっただろうか、タクシー・ドライバーが荷物とともにホテルに戻ってきてくれた。この時は本当に人間は信じられると思ったものだ。正確な数字は忘れたが、自分としては大金を思わず渡していた。


昨日の夜は、日本で知り合いになったKさんとこちらで初めての日本食レストランで食事をともにした。こちらで学生をやって半年になるという。生活の細かいことをいろいろと教えてもらった。ちょっとしたことが大切になるのでありがたかった。今度は日本からジャズ・プレーヤーが来た時にでもご一緒するということで別れた。



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